アロマオイル精油のブレンド方法

エッセンシャルオイルのブレンドの方法
3,4種のエッセンシャルオイルをブレンドします

アロマテラピーで使われるエッセンシャルオイルは日本語で精油、一般にはアロマオイルともいわれます。エッセンシャルオイルは何種類かブレンドをするのが基本ですが、マッサージや手作り化粧品(ハンドメイドコスメ)、手作り石鹸(ハンドメイソープ)、芳香浴、アロマバス等、用途によってブレンドの方法・レシピは異なってきます。ここでは、アロママッサージのためのエッセンシャルオイルのブレンドの方法・レシピをご紹介いたします。

アロママッサージのためのブレンドレシピにおいて、気を付けるべきことは、オイルの肌刺激と禁忌(副作用)です。特に皮膚のデリケートな顔が対象となるフェイシャルマッサージでは肌刺激について十分な注意を払ったほうが良いでしょう。とはいえ、学ぶべき基本的な知識はそんなに多くはありません。また、肌刺激については、パッチテストを行うことで、ほとんどのリスクは避けるあるいは低減させることができます。

肌刺激と濃度

エッセンシャルオイルは植物の成分が濃縮されているオイルであるため肌刺激が強く、原液で使うことはありません。例外として、ティートリーオイルとラベンダーオイルといった一部の精油を原液もしくは高濃度で症状のある部位に症状が治まるまでという限定のもとに使用する場合があります。でも、これは薬剤としての使用というべきで、アロママッサージとしては原液使用は避けるべきです。また、原液使用ができることをセールスポイントにする精油ブランドもごく一部にはありますが、アロマテラピーの主流の考えではないことは知っておいたほうが良いでしょう。(主流でないからダメ、とは言い切れませんが、初心者の方はまずはオーソドックスな方法を身に着けることをお勧めします。)

アロママッサージにおいては、エッセンシャルオイルの濃度を薄めるため希釈用の植物油をあわせて用いることになります。精油を希釈するベースという意味で、ベースオイルと言われ、また、精油に含まれる有効成分を体内に運ぶという意味で、キャリアオイルとも言われます。日本人向けの希釈濃度は1%程度と言われます。キャリアオイル50mLに対し、精油を10滴加えると1%濃度のマッサージオイルとなります。

禁忌・副作用

効果と禁忌を考慮することもアロママッサージオイルの作り方のポイントです。また。また、アレルギーの有無、妊娠されている妊婦かどうかという点も考慮する必要があります。代表的な精油について、禁忌・副作用をまとめてみましたので、ブレンドの際の参考としてください。

ネットなどで精油の禁忌を調べると精油には多くの禁忌がある、との情報に接します。アロマテラピーは民間の伝統療法であるため、科学的な根拠なく禁忌・副作用について長く伝承されてきました。近年のや薬学の進歩により、そのほとんどが医学的な根拠を持たない、ということが判明してきました。特に、妊婦に対する禁忌は多くの精油にはない、ということもわかってきています。

イランイラン、オレンジスイート、カモミールローマン、カモミールジャーマン、クラリセージ、グレープフルーツ、サイプレス、シダーウッド・アトラス、シダーウッド・ヴァージニア、ジャスミン、ジュニパー、スペアミント、ゼラニウム、ティートリー、ネロリ、パチュリー、パルマローザ、フェンネル・スイート、プチグレイン、フランキンセンス、ブラックペッパー、ベチバー、ペパーミント、ベンゾイン、マジョラム・スイート、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・シトリオドラ(ユーカリレモン)、ゆず、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズ・オットー、ローズウッド、ローズマリーについて記載しています。それ以外の精油については、禁忌・副作用があっても記載していませんので、ご注意ください。

光感作用(光毒性)

精油に含まれる成分が紫外線に反応し、シミや湿疹などを引き起こすことを言います。夏や秋の紫外線が強い季節は使用を避けるのが原則です。昼間を避ければ使用しても良いでしょう。

  • グレープフルーツ(軽い光毒性なので濃度1%以下なら問題は無い)
  • ベルガモット(強い光毒性をもつ)
  • レモン

肌刺激の強い精油

肌刺激が強いので肌の弱い人は使用をさけるか低濃度での使用が安全です。フェイシャルマッサージに使用する場合は、必ずパッチテストを行うなど、細心の注意を払うべきです。

      • ティートリー(弱い肌刺激)
      • ペパーミント
      • ベンゾイン(弱い肌刺激)
      • レモン
      • レモングラス
      • ブラックペッパー
      • ゆず

頭痛やめまいの誘因となる精油

香りが強いため、敏感な人によっては頭痛やめまいの誘因となる場合があります。これは成分に害があるというよりも、香りに対する過剰反応を引き起こしていると言えます。

      • イランイラン(1st,extra,2nd,3rd等)

妊婦が避けるべき精油

一部の精油は妊婦が使用すると流産の危険性がある、あるいはお腹の赤ちゃんに害があると言われます。ゼラニウム及びゼラニウム・ブルボン(マッサージオイルとしては避けるのが良いが、芳香浴やアロマバス程度なら問題が無い)、クラリセージなどがあげられます。さらには、妊婦には精油の使用を避けるべきである、との考えもあります。アロマオイルの妊婦に対する危険性については、通常の使用方法に基づく限りは、問題が無い、とする考えもあります。このように、諸説あるのは、医学的(臨床的に)にアロマオイルの人体への影響が明確になっていないことにあります。私たちのアロマテラピーサークルにおける妊娠中の妊婦へのアロママッサージの考え方については、定説というのがないことを踏まえて、お客様とご相談させていただくことを基本としています。よくわからない、という妊婦の方には、とりあえず、アロマオイルの使用を避けています。

特定の疾患をもつ方が避けるべき精油

      • ローズマリー(てんかん)
      • フェンネル・スイート(癲癇)

初心者のための超簡単ブレンドテクニック

2つのステップの簡単アロマオイルのブレンドの方法
超簡単!アロマオイルブレンドの方法

精油の禁忌・副作用もわかった、濃度もわかった、だけでは精油のブレンドはできないですよね。さあ、次はどうするんだ、と。そこで、初心者の方のための、3種の精油を使った超簡単ブレンドテクニックをお教えします。

ステップ1:目的とする効果からベースとなる精油を一つだけ選ぶ

アロママッサージを体験される方の5大目的は以下の通りです。

      1. 癒し(疲労の解消、リラクゼーション等)
      2. 肩こり
      3. 腰の痛み(腰痛)
      4. 足のむくみ
      5. ダイエットやセルライト対策

クライアントには様々な悩みがありますが、まずは癒しやダイエット、むくみといった良くある悩みを解消できるアロマオイルブレンドを作れるようになると、不眠、頭痛、冷え性やバストアップといった他の悩みにも対応できるようになります。いきなり、すべてを学ぶのではなく、順に最も必要とされている知識から増やしていくのがコツです。お悩み別の代表的な精油をご紹介します。★印は特にお勧めの使いやすい精油です。

1.癒し ( 疲労の解消、リラクゼーション等 )

癒しを目的とする場合は、クライアントが好む香りを選ぶことがポイントです。ですので、効果から精油を選ぶ、というステップは省略して「好みの香りに調整する」ステップに進みましょう。

2.肩こり

肩こりで悩む方には、リンパや血行の流れを改善する効果のある精油や鎮痛効果のある精油を選ぶとよいでしょう。

      • ユーカリ・グロブルス
      • ユーカリ・シトリオドラ(ユーカリレモン)
      • ラベンダー(★)
      • ローズマリー
      • ジュニパーベリー(★)
      • ブラックペッパー
      • マジョラム・スイート
      • レモングラス
      • クラリセージ
      • カモミールローマン

3.腰の痛み(腰痛)

腰の痛み(腰痛)も肩こりと同様に、血行促進、リンパの流れの改善、鎮痛といった効果のある精油が適しています。肩こりと同じ精油から選びましょう。

4.足のむくみ

リンパの流れの改善、血行促進といった効果のある精油を選びましょう。

      • サイプレス
      • ジュニパーベリー(★)
      • ゼラニウム(★)
      • グレープフルーツ(★)
      • スイート・マジョラム
      • ゆず
      • レモン

5.ダイエットやセルライト対策

ダイエットやセルライト対策といえばグレープフルーツが鉄板です。これを選んでおけば間違いありません。その他のヴァリエーションとしてジュニパーもおすすめです。

      • ジュニパーベリー(★)
      • ゼラニウム(★)
      • グレープフルーツ(★)
      • フェンネル。スイート
      • パチュリー

ステップ2:精油を2種加え、好みの香りに仕上げる

精油の香りの分類には、トップ・ミドル・ベースノートといった香りの軽さ⇒重さの順に分類する方法と森林系、フローラル系、柑橘系、スパイス系といった分類の方法があります。どちらも厳密な分類ではなく、アロマセラピストの感覚が強く反映される主観的な分類です。ここでは、森林系、フローラル系、柑橘系の3つの香りのカテゴリ-を使うことにします。

効果・効能から精油を1つ選んだら、次に、クライアントに香りの好みを選んでもらいます。

      • 朝のさわやかな柑橘系、うっとりした香りのフローラル系、落ち着く癒しの香りの森林系のどの香りがいいですか?

といった質問をクライアントに投げかけます。森林系を選ばれたら、3つの精油のうち2つは森林系、となるようにブレンドを決めていきます。そうすると、森林系とフローラル系、フローラル系と柑橘系の香りを含むバランスのとれたオイルブレンドになります。

例えば、目的はダイエット、香りの好みは柑橘系のクライアントのためのアロマオイルブレンドは次のようになります。柑橘系のさわやかな香りを森林系のジュニパーの香りで少し落ち着く香りにまとめている感じのブレンドとなります。

      • グレープフルーツ(ダイエット効果・柑橘系)
      • ベルガモット(柑橘系)
      • ジュニパー(森林系)

柑橘系、森林系、フローラル系のそれぞれ代表的な精油をご紹介しておきます。

森林系の香り

      • ジュニパーベリー(★)
      • パチュリー
      • サンダルウッド
      • フランキンセンス

フローラル系の香り

ローズウッドは木材から蒸留された精油ですが、リナロールというフローラル系に多い香りの成分を多量に含んでいるため樹木でありながらフローラル系に分類されます。ただ、樹木でもあるので、森林系として扱うこともできる便利な精油です。

      • ローズ・オットー(★)
      • ローズウッド(★)
      • ゼラニウム
      • イランイラン

柑橘系の香り

      • グレープフルーツ(★)
      • オレンジ・スイート(★)
      • ベルガモット(★)
      • レモン


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