アロママッサージとキャリアオイル

キャリアオイルのおすすめはホホバ、スイートアーモンドオイル、グレープシードオイルです
無添加のキャリアオイルをおすすめします

キャリアオイルはベースオイルともいわれ、アロマオイルマッサージにおいて精油とともに用いられます。精油には植物の自然の成分が濃縮した形で含まれており、そのままでは肌に刺激が強いため植物油で希釈します。その植物油のことをキャリアオイルといいます。以下、このページではキャリアオイルとの呼称でご説明いたします。
精油の原液をそのまま肌には使用しないのが原則です。希釈率は1%~3%が標準、日本人は欧米人と比べ肌が敏感であるとも言われ、日本では1%程度の希釈率をおすすめしています。

キャリアオイルの選び方

キャリアオイルを選ぶにあたっては、6つのポイントに注目しましょう。

  1. 有効成分
  2. 肌への浸透性(滑り具合)
  3. 保存性
  4. 肌刺激
  5. 香りの有無
  6. 価格と入手の容易性

それぞれのポイントをチェックし、セラピスト自身のアロママッサージの方法と目的、施術対象となるクライアントに適したキャリアオイルを選ぶとよいでしょう。オイルの主な有効成分には、オレイン酸やリノール酸、γ-リノレン酸、ステアリン酸といったものがあります。例えば、オリーブ油に多く含まれるオレイン酸は脂肪燃焼を促進するといわれ、ダイエットを目指す女性に人気です。

肌への浸透性、滑り具合は、実際に施術のなかで経験を積んでいき、体感で選択するのが良いでしょう。一般的には、グレープシードオイルは「さらっとした」感じ、スイートアーモンドオイルは「重い感じ」で滑りが良い、と言われます。強い圧のオイルマッサージを行う場合は、滑りの良いキャリアオイルですと、指が滑って圧をかけにくい、と感じるセラピストも多いため、グレープシードオイルのように、さらっとしたキャリアオイルを選ばれるようです。また、重い感じのオイルは、べたつくと感じるクライアントもいるため、夏はグレープシードでさらっとしたオイルにするセラピストも多いようです。

保存性、肌刺激という点からお勧めできるのは、ホホバオイルです。植物性のワックスですので、酸化が生じにくいため、キャリアオイルの中では最も保存性が良いもののひとつです。肌刺激という点でも問題の少ないオイルです。一方で、肌刺激やアレルギーで気を付けたほうがよいのは、ココナッツオイルです。常温で固形となるため、キャリアオイルとして使われるkとはあまり無いのですが、価格がたいへん安いのでキャリアオイルとして用いることを考える方もいるかもしれませんが、クライアントの肌の特性を十分に考慮して注意してご使用くださいね。ひまし油(キャスターオイル)もココナッツオイルと同様に非常に価格が安いものが出回っていますが、価格の安いオイルは工業用であることが多く、安全性の確認が困難であることから、使用は避けたほうが良いという考えもあります。入手は困難で安い価格ではありませんが、圧搾法で抽出されたコスメ用のキャスターオイルでしたら、アロマオイルマッサージとして使用も可能です。

キャリアオイルの使用方法として、単独で用いるのに適しているオイルと、他のキャリアオイルとブレンドをして用いるのに適しているオイルがあります。肌刺激が強いものはブレンドして用いるのが良いでしょう。粘性の高いオイルと「さらさら」のオイルをブレンドすることで、好みの肌感触に調整する方法もあります。

価格や入手可能性についてです。生活の木、プラナロム、カリス成城といった人気のブランドでは多くの種類のキャリアオイルの取り扱いがあります。最近ではLOFTや無印良品でも購入することができます。ネットショップであれば、在庫はあまり気にすることなく購入可能ですが、店頭であれば人気のオイル以外は店頭在庫が無いことも多いようです。また、流通量が少ないキャリアオイルは植物の毎年の生育状況により、入手が困難になったり価格が高騰することもあります。

最後に保存料などの添加物の有無とオーガニック(有機)についてご説明します。ショップで購入する場合は、保存料無添加のキャリアオイルを購入することは難しいでしょう。店頭で販売するにあたって、保存料を添加せずに品質を保持するのは難しいという事情があります。 保存料無添加のオイルは直接、メーカーから購入するルートがあれば可能です。オーガニック製品については、ここ数年で入手が容易になってきていますが、やはり価格は安くありません。お財布と相談しながら、オーガニックにこだわるか、考えていきましょう。

お勧めの三大 人気キャリアオイル

キャリアオイルには非常に多くの種類があり、選択のポイントも多岐にわたります。初心者の方は何を使ってよいのか迷われるでしょう。ですので、まずはオイルマッサージで使われる3大キャリアオイルをご紹介します。スイートアーモンドオイル、グレープシードオイル、ホホバオイルの3つです。肌刺激もあまりなく、やさしいオイルです。これらは、比較的、安く購入できますし、アロマテラピーショップでは常に在庫がある人気のキャリアオイルです。

グレープシードオイル

肌感は「さらさら」、価格は比較的安い。入手は容易。保存性は中程度。全身のオイルマッサージに利用されることが多い。【成分】:リノール酸 オレイン酸 ビタミンE

スイートアーモンドオイル

肌感は「やや重」、保存性は高い。価格は比較的安い、グレープシードオイルと同程度か少し安いくらい。入手は容易。肌刺激の少ないオイルとしてベビーマッサージに用いられることもある。ホホバと並び全身~フェイシャルまで万能のオイルとして人気が高く、おすすめのキャリアオイル。【成分】:オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、B、E。

ホホバオイル

肌感は「さらさら」であり、スイートアーモンドオイルとホホバオイルの中間くらい。樹脂であるので保存性は極めて高い。高価であるが、スクワランオイルやローズヒップオイルほどは高くない。人気があるため、入手は容易。肌刺激が低いため、フェイシャルから全身ボディまで使用される。未精製(ヴァージン)あるいは精製度の低いものには、粗悪な品質のものが多く出回っており、肌刺激も強く匂いが強い場合もある。【成分】:ロウエステル ビタミンA E カロチノイド。

ロミロミやアーユルヴェーダで使われるキャリアオイル

セサミオイルはアーユルヴェーダ、マカダミアナッツオイルはロミロミでよく使われます
ロミロミではマカダミアナッツオイルが使われます

ハワイやインドの伝統的な植物療法として人気のロミロミやアーユルヴェーダはアロマオイルマッサージの一種ですが、ロミロミではマカダミアナッツオイル、アーユルヴェーダではセサミオイル(ごま油)が良く使われるます。ロミロミとマカダミアナッツオイルの結びつきには、ハワイがオーストラリアと並ぶ世界のマカダミアナッツの2大生産地の一つであり、マカダミアナッツオイルの入手が容易であったという背景があります。原産地がオーストラリアであるマカダミアナッツがハワイで本格的に栽培されるようになったのは、20世紀の半ばからですので、マカダミアナッツを使ったロミロミマッサージは歴史が比較的浅い、ということもわかります。

セサミオイル(ゴマ油)の原材料である胡麻は紀元前3500年頃にインドで栽培が始まっています。現在でも、インドはミャンマー、中国と並ぶ胡麻の三大生産地です。アーユルヴェーダにおいてセサミオイル(胡麻油)が使用されるのは、そういった背景があります。

マカダミアナッツオイル

「さらさら」とした感触でべとつかないため、グレープシードオイルと同様に、夏の施術に最適です。常夏のハワイで使われるのがなぜか、わかる気がしますね。肌の老化を防いだり、乾燥肌の対策にも効果があります。一般のアロマテラピーショップでは少し入手が難しく、また価格もホホバオイルほどではありませんが、安くはありません。少しナッツの香りがあります。ホホバオイルほどではありませんが、比較的保存性に優れています。【成分】:パルミトレイン酸、オレイン酸、ビタミンA、B、E

セサミオイル

感触は重く、粘性が高い。抗酸化作用に優れているためアンチエイジングのオイルとしても人気があり、乾燥肌対策としてもおすすめ。ほぼ無臭。アーユルヴェーダの専門店であれば、入手は容易で価格も安い。保存性に優れている。【成分】:リノール酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ビタミンA・B・E、カルシウム、マグネシウム、リン

ブレンドでお勧めのキャリアオイル

有効成分や肌感触(粘性)は、数種類のキャリアオイルをブレンドすることで、お好みに調整することができます。ちょっと個性的だったり値段が安くなかったりで、ストレートでマッサージオイルには使いにくい、でもアクセントとしてはおすすめ、そんなおすすめのキャリアオイルをご紹介します。

アプリコットカーネルオイル

【成分】:オレイン酸、リノール酸 ビタミンA、B、E。滑り具合(肌感)は、「さらさら」~「重い」まで製品によって異なる。価格は高い。保存性はよい。刺激も少なくフェイシャルから全身まで、万能。

ヘーゼルナッツオイル

【成分】:オレイン酸、リノール酸、ビタミンE、A、B。香ばしい香りが特徴。スイートアーモンドよりも「やや重」。価格は高め。保存性は高く、全身トリートメントに向く万能オイル。

オリーブオイル

【成分】:オレイン酸、ビタミンA、E。かすかに匂いがある。肌感は、やや重い。保存性は高くない。安い価格のものもあるが、オイルマッサージに向くエキストラバージンは高価である。オリーブオイルの副産物としてオリーブスクワランオイルもあり、フェイシャル用の美肌オイルとして人気があるが、入手困難でかつ高価である。

アボカドオイル

未精製は匂いが強いが、精製されたものは匂いは殆どないものが多い。肌感は、未精製は「重い」が、精製品は「やや重い」程度。使い勝手は精製の方が良く、単独でも使用できるが、未精製のものは、他のキャリアオイルとブレンドするのが良い。【成分】:オレイン酸、リノール酸、パルミトレイン酸、ビタミンA B D E、カロチノイド、レシチン

小麦胚芽油(ウィートジャームオイル)

ビタミンEが多く含まれることが特徴。そのため、オイルの保存性を高める目的でブレンドされることがあるが、実際は、ブレンドしても保存性に大きな違いはでない。肌感は非常に重い。保存性は高い。【成分】:ビタミンE(他のキャリアオイルと比べ、含有率が一桁高い。)

月見草油

匂いが強く、肌感も重い。そのため、単独では使用されることがほとんどない。【成分】:γリノレン酸

ローズヒップオイル

高価で保存性も低いため、キャリアオイルとして使用しているサロンは少ない。テレビで取り上げられ、脚光を浴び、一時期、ブームとなった。【成分】:リノール酸 αリノレン酸 ビタミンA



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